目次
このブログを見てわかること
- サプリメントを実際に摂っていくときの最適量を探っていく上での考え方がわかります。
- ビタミンC,ビタミンDの目的別摂取目安量がわかります。
- なぜ、栄養療法では海外サプリメントをすすめるのか?がわかります♫
推定平均必要量・推奨量・目安量・耐容上限量のちがい
推定平均必要量
:50%の人がこの量を摂れば「不足」するという状態は避けられるということを示す量
推奨量
:97.5%の人がこの量を摂れば「不足」するという状態は避けられるということを示す量、あくまで不足の状態を補うにすぎません。
目安量
:ある一定の栄養状態を維持するのに十分となる栄養量を指します。
耐容上限量
:これ以上飲んだら、弊害が出る可能性があるということを示す上限量。
このように名称が別れているのですが、よく厚労省のデータ等で使われているのは、
「目安量」と「耐容上限量」の2つです。
つまり
目安量から耐容上限量の間の量で摂っていくことを考えていきますが、
ビタミンDで考えると成人(18歳以上)の場合、男女ともに
目安量 → 8.5 μg/日
耐容上限量→100 μg/日
となっており、その差はめちゃくちゃ広く10倍以上の差があります!
目安量と耐容上限量の間でどのくらいの量を摂るかを迷ったときは目的別に考える!
ビタミンD一つとっても10倍以上の差があるわけですが結論からいうと、タイトルにもあるとおり、体内濃度をどれくらいに保ちたいかによって摂取する量といつまでとるかがきまっていくわけです。
例えば、ビタミンDでは
推奨量は400〜800 IU
最適量は1000~4000 IU
になります!
おいおい、最適量でさえ、1000~4000 IUの差があるやないかい!と思われる方も多いと思います!
そんなときの考え方が下記3つになりますので、こちらを参考にしてみてください。
- 「25OHビタミンD」という項目を血液検査に追加してもらっって現在の体内濃度を測ってみる
※体内濃度を直接計測できるビタミンはビタミンDだけですので、こちらを図ってみるのはおすすめです♫
※最初にどれくらいの量があるかわかれば、十分足りているから今の食事で足りているのか、サプリメントで補ってあげるべきなのかわかるのでぜひ一度、検診などで血液検査をされる際は、やってみてください♫ - 測るのはめんどくさいからとにかくビタミンD濃度を少しづつ増やしていきたいなと言う方は2000 IU/日で摂ることをオススメしています。
※最低は600 IU/日で上限量が4000 IU/日です。 - もし現状のビタミン濃度がわかるのであれば、
20 ng/ml →くる病予防
40-60 ng/ml→様々な病気の予防(乳がん、大腸がん、1型糖尿病など)
ちなみに、、
上記のことを見ていく上での、補足になりますが、
IUという単位は下記の通りになっていて、脂溶性ビタミンや、ホルモンなどの物質の単位を物質ごとに 表記している単位になります。
なので、ビタミンAやビタミンEで同じ「IU」という単位で表示されていても、同じ量ではないのでご注意を!!
※下の表記で書いてある「mcg」という単位は、μg(gの1/1000000倍(10^6倍)の単位)を示しています♫
https://www.rakuten.ne.jp/gold/speed/products_qa/answer/2513_1.html
国際単位(International Unit)の略で、脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E)などに使用される単位です。
mgに換算すると以下の容量になりますのでご参照ください。
ビタミンA:1IU=0.33mcg
ビタミンD:1IU=0.025mcg
ベータカロテン(消化吸収率を考慮しない場合):1IU=0.6mcg
ベータカロテン(消化吸収率を考慮した場合):1IU=1.8mcg
天然ビタミンE:1IU=0.67mg
合成ビタミンE:1IU=1mg
ビタミンCの最適量
ビタミンCの最適量は、男性90 mg、女性75 mgですが、
例えば風邪を予防する目的で摂る場合は、3 g/日とって、さらに風邪を引いたときは、追加で6gを1時間おきに1gづつとっていくことで風邪症状の85%を抑えることができます。
僕も基本的に毎日1gは最低摂るようにしていて、風邪を引きそうだなと感じたときは、
1時間おきに1gづつとって合計9 g前後になるようにしていますが、それをしていくと摂ってきていなかったときと比べて風邪を引く頻度も少なくなったり、かかりそうってなったときにほとんど悪化しなくなり、ビタミンC効果を実感しています。
もちろん、ビタミンD濃度などが高まって、免疫自体が高まってきていることも要因の一つとしてあるとは思いますが!
アメリカと日本のサプリメントのちがい
日本のサプリメントの多くは含有量が「推奨量」になりますが、アメリカのサプリメントの多くが栄養療法でいう「最適量」になります。
なので、品質等の問題もありますが、一つの観点として、自分が求めている含有量が含まれているかを見てみましょう!
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このブログは診断・治療または医療アドバイスを提供しているわけではなく、情報提供のみを目的としています。診断や治療に関する医療については、医師または医療専門家に相談するようにしてください。このブログにある情報は、医療専門家からのアドバイスに代わるものでもありません。
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